工具紹介vol.1 手押しカンナ・自動カンナとは?
今回は、オフィスSOYAMAで自社運営している家具工場にある工具紹介第1段です!
第1弾は、手押しカンナ・自動カンナの紹介をします!
手押しカンナと自動カンナはセットで使うことが多く、自社工場の機械では、手押しカンナと自動カンナが1つになっています!
手押し鉋(カンナ)とは?
手押し鉋とは、その名前の通り、手で押して使用するカンナです。
反りのある木材の片面を、まっすぐ平面にしてくれる機械です。
また、荒材などを綺麗な平面の木材にすることもできます。
↑赤いガードの下に刃があります。
Before After
左の写真が手押しカンナをかける前、右の写真が手押しカンナをかけた後です。
このように荒く、凸凹のある木材も、手押しカンナを使うときれいな木材に仕上がります。
自動鉋(カンナ)とは?
自動鉋とは、手押しカンナで反りを無くしたり、綺麗にした面を基準に、木材の厚みを揃えてくれる機械です。
手押しカンナのように手で押さなくても自動で木材が入っていきます。
自動カンナはミリ単位の厚みを調整して、出してくれます。
手押しカンナと自動カンナを使用する際は、たくさんの粉塵が舞うので、集塵機を回して木くずなどが工場に舞い散らないようにします。
また、自社工場には精密自動カンナもあります。
精密自動カンナは、先ほど紹介した自動カンナよりも小数点第二位まで(10.25ミリなど)正確な幅と厚みを出すことができます!
精密自動カンナを導入したことにより、早く・正確な什器を製作できるようになりました!
更に、精密自動カンナにより、薄い木材を製作できるようになったため、曲げものなどRのついた什器の製作も得意です!
この場合は19.88ミリの厚さに出てきます!
このように手押しカンナや自動カンナで、木材を綺麗な面や正確な寸法の幅にカットし、什器やフラッシュ構造(心材の枠組みにベニヤ板を貼り、製作する板です。フラッシュ構造を使用して什器が作られます。)などを製作しています。