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家具製作で使用される木材の種類・特徴・用途

今回は、什器製作によく使用される木材の種類や特徴、用途についてご紹介します!
什器図面や打ち合わせなどでよく出る木材の種類や特徴について調べました。
DIYや家具の購入の時などにも役に立つと思います。是非最後までご覧ください!

 


目次
主な木の種類「針葉樹」「広葉樹」
 針葉樹とは?
 広葉樹とは?
針葉樹の木材の種類と特徴
 ヒノキ(檜)
 パイン(松)
 スギ(杉)
広葉樹の木材の種類と特徴
 ナラ(オーク材)
 ブナ(ビーチ)
 ウォールナット
 ラワン

 


 

主な木の種類

針葉樹とは、細長く尖った葉を持ち、幹がまっすぐ伸びる樹木のことを言います。
材質が柔らかく軽量なので、加工しやすいのが特徴です。
子供用の家具や、建物の柱や梁などの構造材によく使用されます。
塗料の浸透性が高く、水性塗料も使用できます。
針葉樹は柔らかいため、傷がつきやすいというデメリットもあります。

 

広葉樹とは、平たく幅の広い葉っぱを持ち、枝を横に伸ばして成長します。
針葉樹とは逆に、その材質は硬くて重いのが特徴です。そのため、強度があり傷がつきにくいです。
食器棚や本棚など、重い物を収納する家具によく使われます。

 

 

針葉樹 の木材の種類と特徴

日本が世界に誇る木材で、法隆寺でも使用されている木材です。
ヒノキは、防虫・耐久性・腐敗しないことが特徴で、切っても約200年間強度が増し続けるといわれています。
肌触りがよく、香りも良いため、フローリングやヒノキ風呂などに使用されています。

左側は、ウォールナットの染色、真ん中は木地(自然のままの状態)、右側はけやきの染色がしてあります。

仕上げはしていない状態です!

 

パインは、松を加工して作られる木材です。
柔らかくて加工がしやすく価格も安いため、DIYでも人気の木材です。
油分が多く、年々艶のある色合いに変化していくのも魅力です。
柔らかく、キズが付きやすいので人の動線に設置する家具などには不向きです。

 

 

スギは、針葉樹のなかでも軽く、気密性が低いです。
そのため、湿気を逃しやすく、変形しにくいのが特徴です。
価格も安く、床材として使用されることも多いです。

 

広葉樹 の木材の種類と特徴

ナラは、重厚で硬く耐久性・耐水性があり、反りにくいのが特徴です。
経年劣化で明るく薄いブラウンから落ち着いた褐色に変化します。
耐久性が高いため、床材や高級家具によく使用されます。

 

 

ブナは、強度や硬度が高く耐久性も高いため、長く使用できるのが特徴です。
曲げに強いので、曲線的な家具や椅子のフレーム、おもちゃなどに使用されます。

 

和名で「クルミ」と呼ばれます。
色味が濃いブラウンのシックな色で、レトロな雰囲気を持ちます。
加工性や接着性、耐久性に優れていて、格式の高い高級な家具に使用されます。

 

ベニヤとしてよく使用されるラワンは、軽くて柔らかいのが特徴です。
ラワンの中でも、淡い色味で柔らくて軽い「ホワイトラワン」と、色が赤茶色で濃く、ラワン材の中では重くて硬い「レッドラワン」の2種類があります。
耐久性や防虫性が低いため、無垢材として使用するよりも、塗装や表面処理を施す基材として使用することが多いです。

 


今回は、木材の種類について紹介しました!
今回紹介した木材は、無垢材や突板など様々な用途で使用され、様々な場面で見ることができます!
木材のそれぞれの性質は、無垢材で使用するときに考慮され、突板で使用されるときはデザイン性が重視されます!
紹介したもののほかにも、木材には多くの種類があるので、覚えられるように頑張ります!

 

執筆者:近藤(オフィスSOYAMA広報担当)

2022年入社。会社のHP・SNSを更新しながら現場管理や家具製作の勉強をしています!
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