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板目・柾目・杢目とは?

今回は、木材の板目と柾目、そして杢目についてご紹介します!
板目・柾目・杢目は、それぞれに特徴があり、用途やデザインによって使い分けられます。
無垢材で使用する場合は、反りや歪みといった特徴が出てきます!
このような特徴についてもご紹介しているので、是非最後までご覧ください!

 


目次
板目(いため)とは?
 ● 板目の特徴
 板目の用途
柾目(まさめ)とは?
 柾目の特徴 
 ● 柾目の用途
杢目(もくめ)とは?
 杢目の特徴 
 ● 杢目の用途
まとめ


 

 

板目とは、木材の丸太から、年輪に沿ったように切った木材です。
切断した木材は、年輪の丸みのある木目になります。

 

 

 板目の特徴

板目は、1本の丸太からとれる量が多く、価格が安いのが特徴です。
板目の木材のメリットは、水を通しにくく、強度があることです。そのため、外壁材に使用されることもあります!
板目のデメリットは、板目の方が乾燥収縮がしやすく反りやすい性質があることです。
これは、木材が有する最大の特性である「異方性」という性質が原因です。

 

板目の用途

板目は、丸みのある木目を見せたい家具や建具・楽器などに使用されます!

テーブルの天板が板目です!板目は天板でもよく見かけます!

 


柾目は、年輪に対して直角に切った木材です。
切断した木材は、木目が年輪と平行に現れます。

 

 柾目の特徴

柾目は、板目とは逆に、1本の丸太からとれる量が少ないため、価格が高く高級材と言われています。
反りや割れが少なく、丈夫であることが特徴です。
また、柾目の木材は水分を吸収しやすく、水分の調整が必要なものに使用されます。

 

柾目の用途

柾目の木材は、木目が落ち着いた雰囲気を持つことから、和室の柱に使用されることが多いです。
シンプルなインテリアにも重宝され、使う場所を選ばないという点も人気です。

 

 

杢目とは、木材の木目のうち、稀に現れる複雑な模様のものを言います。

 

 杢目の特徴

杢目は、丸太からとれる量が少ないため、価格が高く高級材と言われています。
杢目の複雑な模様は、傷や気象によって変化したもので、特定の条件下で発生するのが特徴です。

 

杢目の用途

杢目は、木目の美しさから、高級家具や楽器などに使用されます。
また、杢目の突板は、丸太の外周が突板の幅となる為、幅が広く、継ぎ目のない木目にしたい場合に使用されます。

 

 

左が板目。真ん中と右が柾目です。

板目・柾目・杢目の無垢材の特徴と用途を説明しました。
無垢材には強度や反りなどの特徴が影響してきますが、突板で使用すると無垢材のデメリットが解消されます。
突板については、こちらの記事で紹介しているので是非ご覧ください!

 

執筆者:近藤(オフィスSOYAMA広報担当)

2022年入社。会社のHP・SNSを更新しながら現場管理や家具製作の勉強をしています!
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